バラモンキング、完走――I AM IRONMAN!

2025年6月15日。
「バラモンキングでアイアンマンになる」という夢が、ひとつ叶いました
2014年に初めてトライアスロンを完走したときに掲げた目標――
「50歳までにアイアンマンレースを完走する」。
その舞台として選んだのが、五島列島・福江島で開催されるバラモンキングでした。
五島がつくる、奇跡の大会

大会を支えてくれるボランティアさんたち(後ろ姿の写真OKいただきました!)
この大会は、島全体が応援してくれる特別なレースです。
自転車のコースは緊急車両以外の通行が完全にストップ。
すべての交差点にボランティアさんが立ち、島ぐるみで支えてくれています。
スイム、バイク、ラン、どこを走っても温かい声援がありました。
3000人以上のボランティアの皆さん、そして大会を受け入れてくれる島民の皆さんに、心から感謝です。

アワードパーティーの様子
去年と今年のバラモンキング
2024年はスイムが中止となり、バイクからのスタート。
足を痛めていたこともあり、ほぼウォーキングでなんとか完走。
そして2025年。
スイムは3kmを1時間で完泳。
バイクでは80kmを過ぎたあたりで脚力が落ちましたが、
ランでは歩かずに完走できました。
課題ははっきりしています。とくにバイクの強化が来年へのテーマです。
来年も、五島へ

スタートのスイム会場までバス送迎、ありがとうございます。
トライアスロンは、家族の理解があってこそ。
今回も、妻・ミロスをはじめ家族が遠方の大会出場を快く送り出してくれました。
そしてありがたいことに、来年の出場にもOKをもらえました!
島に呼ばれて、また走る

僕がバラモンキングを知ったのは、今から7~8年前のこと。
教えてくれたのは、20代前半に働いていた食品卸の職場でお世話になった先輩――コンちゃんです。
定年後に五島に戻ったコンちゃんから、ある日突然届いたのは、バラモンキングのスタッフTシャツと一言のメッセージ。
「五島にバラモンキングに来い!」
その島で、今、夢が叶いました。
「おかえり」と言ってくれる島
実は今回で、ランコースを走るのは3回目。
2023年はボランティアとして参加し、
担当が終わったあとにランコースを応援しながら走っていました。
島民の方やボランティアの方に、「今年も来たね」と声をかけてもらったり、
僕の名前を呼んで応援してもらえる
そんな温かさが、何よりうれしかったです。

ACP活動とともに走る
この挑戦は、僕自身の夢の達成であり、
同時にACP(人生会議)の普及活動でもあります。
TシャツにはACPのQRコードを載せて走りました。
人生の「もしも」に備えることの大切さを、話し始めるきっかけになればと思っています。
感謝と、来年への約束
バラモンキングの開催に尽力してくださった関係者の皆さん、
大会を支えてくれたボランティアの皆さん、
生活を預けて大会を受け入れてくださった五島福江島の皆さん、
そして、僕を送り出してくれた家族に
心から、ありがとうございます。
バラモンキング 2026の開催日は、2026年6月14日(日)です。
来年また、五島の空の下でお会いしましょう。
その日まで、自分にできる方法で備えていきます。

大会翌日の五島の海:山崎の石塁(勘次ヶ城)より