ACP「人生会議」を世の中のスタンダードに!

ACP(アドバンス・ケア・プランニング)「人生会議」は大事。もっと多くの人に知ってもらいたい。そして、万が一のことを大切な人たちと話し合ってほしい。そう強く感じています。だからこそ、これからも家族を大切にし、ACP「人生会議」を世の中のスタンダードにするために「ミスターACP」という活動を続けていきます。

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書籍紹介:『ACPの落とし穴』

今回紹介する書籍は、ACPiece研修会の世話人である西川先生、大城さんも執筆された『ACPの落とし穴』です。

本書で指摘されている「落とし穴」とは、ACPが理想的に機能しないケースや、逆に患者や家族にとって負担や悪影響を及ぼす可能性のある課題を指します。例えば、

  • 家族間の価値観の違いがACPの進行を妨げるケース
  • 事前に話し合った内容が、実際の医療現場ではうまく活用されないケース
  • 「人生会議」を進めることで、かえって家族が精神的な負担を感じるケース

といった具体例が本書で詳しく語られています。

自分自身のACPを考える

            イラスト提供 杉野画伯

僕は、自分のACPを書き出してキッチンの壁に貼り、家族に自分の意向を伝えています。また、ACPiece研修会に参加し、毎日の帰り道に「もし万が一が訪れたとしたら?」と考えながら自転車をこいでいます。

2018年に『ゼロからはじめる人生会議』(神戸大学・厚生労働省制作)に触れて以来、毎日「万が一」について考えてきました。ACPの勉強会にも参加し、家族や入院中の患者さんに伝え、友人・知人にも熱く語ってきました。しかし、時には「価値観の押し付けだ」と叱られたこともあります。

「自分は準備できている」と思っていたが…

             イラスト提供 杉野画伯

正直なところ、この本を読むまでは「自分はACPの準備ができている」と思っていました。でも、そうではなかったのです。

僕が自分のことをできなくなったとき、あるいは死んでしまったとき、

  • 医療費や家族の生活費はどうなるのか?
  • 僕に掛け捨ての生命保険かけてあるのしっている?
  • どこに何の書類があるのか?
  • 銀行口座や暗証番号は家族に伝わっているのか?

具体的なことに触れていなかったのです。時間とお金のことを考え続けてきたつもりでしたが、それだけでは「絵に描いた餅」だったのだと気づかされました。

専門家たちの知恵が詰まった一冊

司法書士の福村さんの章では「お金の問題」に直面し、 ACPiece研修会の世話人である西川先生、ケアマネの大城さん、MSW(医療ソーシャルワーカー)の小島さんの章を読み進めながら、それぞれの専門家が経験してきた注意点を学びました。

特に印象的だったのは、西川先生の章です。普段の研修会では穏やかに話される先生ですが、本書では少し「穏やかな着ぐるみ」を脱ぎ、伝えたい思いを言葉にしていました。その姿勢に、先生の本気を感じました。

ACPiece研修会での学びとつながり

僕はACPiece研修会を通じて、多くの仲間たちと共にACP「人生会議」について学ばせてもらっています。西川先生、大城さん、そして全国の仲間たちの存在を強く感じています。

「ロールプレイが苦手で研修会に参加しづらい…」という声も聞きますが、そんな方にこそ、この本を手に取ってほしい。各職種の専門家が経験したリアルな課題や解決策が詰まっており、ACP「人生会議」を理解する手助けになるはずです。

最後に

ACP「人生会議」は、決して医療や福祉関係者だけのものではありません。家族、友人、大切な人たちと話し合うことが何よりも重要です。

「自分はもう準備できている」と思っている人ほど、ぜひこの本を読んでみてください。きっと新たな視点が得られるはずです。

そして、僕自身も引き続き「ミスターACP」として活動を続けていきます!

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この記事を書いた人

看護師の仕事をしてきました。「家族を大事に、ACP:人生会議を世の中のスタンダードにする」という夢を見つけました。失敗しながらも、まずは「ACP:人生会議」を知ってもらうための活動をしています。

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